
日本はこのままいくと、衰退という恐ろしい道を突き進んでいくかもしれない・・・。
誰もが何となく感じているであろう、日本に漂う重苦しい空気。
果たして日本、日本人に、明るい未来はやってくるのだろうか。
そんな漠然とした不安を感じつつ日々過ごしていると、あの会社役員でお笑い芸人の厚切りジェイソンの本が、目に飛び込んできた。
日本のみなさんにお伝えしたい48のwhy
著者 厚切りジェイソン (ぴあ株式会社)
彼を知るようになったきっかけは、ある日何気なくつけたテレビ。
彼はとても頭のいい人で、自分のやりたいことを迷わず実行しているすごい人だと知った。
アメリカ人のジェイソンなら、今のこの厳しい日本の状況を打破するための、日本人には思いつきもしない何かすごい知恵があるかもしれない!
そう期待に胸を膨らませつつ、ページをめくっていくと・・・。
ジェイソンから日本人へのアドバイス
厚切りジェイソンがsnsで自ら答えていた人生相談をまとめた、日本人に「そんなのおかしいよ。」、「こうしたらいいんじゃない?」という、アメリカ人ならではの視点でアドバイスをしている本。
「日本人は人の目を気にする人が多すぎる。
人の目を気にするな。自分の思うように人生を生きろ。」
「悲観的な人と接触すると否定ばかりされ、エネルギーが吸い取られる。関わるな!」
「できない理由を語るな。今やれることを頑張ろう。」
など、なかなか「グッ」とくることを言っている。
日本の受験制度にも触れ、良くない点を上げている。
受験が終わればきれいに忘れ去ってしまう、暗記中心の日本の受験制度に果たして意味があるのだろうかと。
(私も受験が終わると、英語以外キレイサッパリと忘れたくちです。(泣))
実は私も、受験制度自体を変えべきだと思っている1人。
何でもかんでも、アメリカの制度がいいとは思わないが、受験システムは大いに参考にしてもいいのではないだろうか。
暗記中心の受験制度を変える→子どもの未来が明るくなる→日本の未来が明るくなるとは、少し楽観的過ぎるだろうか。
6ヶ月で40キロ痩せることに成功
本の中で特に驚愕したのは、6カ月で40キロダイエットを成功させたというくだり。(今も体を鍛え続けてムキムキに。)
理論的に痩せるための数値を叩き出し、そして実践する。
頭もいいけれど、根性もあって実行力もあるジェイソン。
人生を思い通り楽しく生きている人は、人並み以上に努力しているのがよく分かった。
星4つ「下手な自己啓発本よりおすすめ」
巷に出回っている怪しげな自己啓発本。
中にはためになるいい本もあるのだろうが、私はあの手の本を読んて、成功したことが未だかつて1度もない。
そんな自己啓発本を読んで、貴重な時間を無駄にするよりは、地頭が良くて努力家のジェイソンが書いたこの本を読む方が、大いに参考になるだろう。
(彼は今でも日本語の勉強を、14年間休みなく毎日続けているそう。)
本を読み終える頃には、アメリカ人って周りの空気を必要以上に読む必要もなく、人の目も気にすることも少なくて、自由でいいよなと少しうらやましくなった。
(でも大丈夫!日本も日本人も、世界に誇れるいいところがたくさんありますよ!)
なんとなく日本の将来が不安で、日本の社会で生きていくのにちょっぴり疲れたあなたへ。
ジェイソンのアドバイスが、何かを変えるかもしません。
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